最小の労力で内定を。 【by Taka & Matt】

投資銀行・総合商社内定者による、【戦略的に】就活を進めるためのTips

【就活生99%が知らない!】本当にやるべき就活の自己分析とは

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99%の就活生が自己分析を勘違いしている

 

総合商社は自己分析がめっちゃ重要・・・
そんな常識がささやかれる中でしたが、Mattは自己分析が大嫌いでしたし(分析しても何も出てこない!)、周りの就活生やネット情報もゾンビのように「自己分析」って唱えるものですから、気持ち悪さすら感じていたのです。

 

とはいえ就活を終えた今、正しいやり方を自分で見つけ出して行った自己分析は「して良かった」と思っています。

それはESでも面接でも、話す時に説得力が格段に上がるテクニックとして使えるからです。

 

ただ就活サイトや本で紹介されるような、バカ正直に「自己」を「分析」するのは無駄な作業です。

 

以下では、

①なぜ一般的な自己分析が無駄だと言えるのか

②実戦経験から逆算した、自己分析をやる意味とは

③就活の場で実際に「使える」自己分析

 

これらを順に考えていきましょう。

 

①なぜ一般的な自己分析が無駄だと言えるのか

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過程とゴールが逆転している

自己分析とは、自分の過去を振り返って分析し、どの企業を受けようか・自分の強みは何だろうか、と考えるためにやるものだと一般的には言われています。

 

ここで考えてみてください。

・今現在やりたいことがわからない人が、過去を分析して見つかることがあると本気で思いますか?

・行きたい企業があなたに求める強みは、過去体験から100%見つかると言い切れますか?

 

Mattはこう思います。

・過去は過去です。今のあなたではありません。ずっとあなたの興味関心は変化しています。過去の自分に従って企業を選んでも、後悔するのは目に見えています

・過去の体験から見つけた「あなたの強み」は、間違いなくあなたの強みです。でも企業が求める強みとずれていた場合、落ちるか、あなたがあきらめるか、どちらかです

 

就活サイトや就活本に踊らされてる

 就活サイトや就活本は、自己分析を全面に押し出しています。

なぜだと思いますか?

 

・就活生に「妥協のポイント」を理解させるため

就活サイトや就活本は、それを信じて満足する内定先をゲットした人の数=評判となります。

本当は最大手のA社に行きたい・・・と思っている就活生に、「自己分析の結果、業界10番手のJ社でもやりたいことができますよ」と信じさせます。

その結果A社の内定は出なくても、J社に受かれば満足し、評判が上がるのです。

 

・就活生に「やった感」を感じさせるため

就活は受験と違い、レベルアップがわかりにくいですよね。

そんな中で就活を指南する立場の人は、就活生にテンプレ的なものをやらせることでたくさん手を動かさせ、就活生に成長を錯覚させるのが大好きです。

(絶○内定とかいう本をはじめ、就活生に脳死で作業させる典型的な手口ですね。30分で捨てましたが、未だに買ったの後悔してます。)

 

②実戦経験から逆算した、自己分析をやる意味とは

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結論

では、「やるべき」自己分析とはどんなものなのでしょうか。それは・・・

 

志望動機やガクチカなどの根拠づけ

 

本当にこれだけです。

理由

あなたが面接官だとして、学生にESや面接で志望動機や自己PRを話された場面を想像してみてください。「御社の理念に共感・・・」とか「こんな強みがあります・・・」とか。

 

「いやほんとかよ!」ってなりますよね?

もちろん面接官だって元就活生なんですから、ストーリーが盛り盛りなのは知っています。

 

でもそこで自己分析をして、過去に自分が頑張った状況を抽出して、

例えば「こんな経験から食を通して人を喜ばせることに情熱を感じた。だから御社の食を通じて社会貢献という理念に共感した」という理由付けができればどうでしょうか。

 

面接官は感動まではしなくても、少なくとも「なるほどね」と納得しますよね。面接はこの程度で十分です。

 

伝えたいことを伝えるためには、理由付けが必要です。

そしてその理由付けが自分の経験であれば、面接官も想像しやすくなりますし、深堀された時にも難なく答えられる。

 

これがまさに、自己分析が必要な理由です。

 

③就活の場で、実際に「使える」自己分析

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ここまでで、自己分析とはエピソードの「理由・根拠づけ」のためにやるものだとご理解いただけたでしょうか。

 

そんな当たり前のことを・・・と思う方もいるかもしれません。

 

でも本当に大切なのは、「ゴールを見据えた自己分析」ということなのです。

 

言い方を変えると、

× 一般的な自己分析:過去の自分の分析 ⇒ 志望動機・エピソード構築

○ やるべき自己分析:志望動機・ストーリー上で根拠として欲しい経験にあたりをつける ⇒ 自己分析をしてそれを引っ張り出す

 

見ての通り、一般的な自己分析とはアプローチが反対ですよね?

 

志望動機だったら、企業理念や業務例などからある程度の「型」を作り、

理念への共感だったり、自分が情熱を感じるポイントは、どのようなものだったら納得してもらえるのかを考えます。

そのあとで初めて自己分析を行い、(無理やりにでも)経験と繋げるのです。

 

自己PRだったら、その企業が求めそうな強みの「型」を作り、

それに合致するような経験を自己分析で探します。

 

こうやって作られたストーリーは、説得力が格段に上昇します。

 

多少盛っていたとしても、100%ウソじゃなければ問題ありません。

面接官も昔はそうやってましたから笑

 

まとめ

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ここまでを振り返りましょう。

 

1. 一般的な自己分析は、過程と目的が正反対になっており、とても効率が悪い。

 

2. 正しい自己分析の目的とは、「志望動機やガクチカの根拠づけ」。

 

3. 正しい自己分析は、「自分のストーリー上で何が必要なのか」を考えて、そのネタを引っ張り出すために行うべき。

 

こんな簡単なことですが、99%の就活生は反対向きのアプローチで自己分析を行っています。

就活サイトや本のテンプレと格闘し続ける時間も本当に無意味です。

 

就活が楽しくて仕方ないならどうぞ好きなだけやってください。

でも内定してとっとと終わらせたい私みたいな就活生は、頭を柔らかくして、

是非このテクニックで効率的に就活を進めてください!

 

From Matt